4/19に、トリニティはNuAns NEOのファームウェアアップデート「V62」を一部に向けて公開しました(※1)。ただし、先日のMADOSMA同様、OTAでの配信はまだで、丸ごとイメージを書き換える方式になります。
端末のデータは全て初期化されますので、アプリの設定などはやり直しになります(※2)。ので、出来ればOTAが来るのを待つことを推奨します。ちなみに、今回僕はOTAを待つことにしました。
※1.対象端末のIMEI番号が公式ブログで公開されていますので、該当するかどうかはそちらをご確認ください
※2.OSの機能でバックアップを取得しておけば、アプリの設定も含めて多くのものが自動復元可能です。が、全てのアプリが対象なわけではなく(特にWP7時代の古いアプリなどは非対象)、手間だなぁと思う人や、PC知識に自信のない方は今後配信予定のOTAを待ったほうが無難です。
更新内容、及び更新方法はトリニティの公式ブログを参考にしてください。基本的にイレギュラーな手段なので、MADOSMAのとき同様、ここには記載しないでおきます。べ、別に手順載せるのが面倒くさいわけじゃないんだからね!
尚、更新内容にはいくつか気になるものがあるので、公式ブログから一部引用して紹介したいと思います。尚、公式とは順番が変わっています。(個人的に注目度が高い順)
・緊急地震速報に対応しました。
最も注目したいのはこれでしょう。
Windows Phone 8.1 GDR2 の頃から、緊急地震速報を受信するための仕組み(ETWS)にはOS自体は対応しているものの、それを有効化するかどうかは端末メーカーに委ねられていました。過去にはMADOSMAも、発売後に対応していたのですが(どのバージョンからだったかは失念……)、今回、NuAns NEOも対応となりました。
先日の熊本大地震の件もありますし、これに対応してくれたのは素直に喜ばしいことです。
しかし気になるのは、例の緊急アラーム音はちゃんと鳴るのか、ということです。私自信の端末で受信したことはないのですが、MADOSMAのときはただの通知と同じ扱いだったという話を聞いたことがあるため、それではあまり意味が無いなぁと思ってる次第で……ただまぁ「なお、大変恐縮ですが、社内でのテストが出来ないため、発令したタイミングで音が小さいなどのフィードバックがあればお寄せください」との記載があるので、ちゃんと鳴ってくれそうでもありますけど。
・タッチパネルのファームウェアをアップデートし、画面をスクロールする際の画面の動きをよりスムースに改善しました。
>初期出荷のモデル(IMEI番号で対象端末をご確認ください)において、微妙な範囲でのスクロールにおいてスクリーンの移動がスムースではないという問題がありました
とのことで、スクロールの動作が改善するようです。これは初期のMADOSMAのバージョンでも似たような問題がありましたね。尚、二次出荷以降分は最初から解決済みとのことです。
・ナビゲーションバーを操作した際、バイブレーションが動作するようにしました。
「戻る」「ホーム」「検索(Cortana)」ボタンのやつのことです。V45バージョンまでは押しても特に振動とかが無く、押したのかどうかわかりにくかったので、地味に助かります。ただ、好みによっては無振動のままのほうがよい、という人もいらっしゃるかもしれないので、今後オンオフを選べるようになるといいですね。
・カメラで撮影した写真のJPEG圧縮率を下げ、画質を最高画質にしました。なお、これにより圧縮ノイズが大幅に低減されましたが、ファイルサイズとしては大きくなっています。
・フロントカメラの画質を向上しました。
・フロントカメラの顔認識機能が正常に動作するように調整しました。
・リアカメラのオートフォーカス機能を改善しました
カメラ周りも色々手が入っているようです。圧縮率の変更によって画質向上、とのことでこれは嬉しいです。またオートフォーカスについても、V45でも改善されてましたがさらに改善されたとのことで、より写真を撮るのに適してきた感じです。
自撮りは全くしないのでフロントカメラ側の修正については割愛。
・カメラアプリ内のデバイス名を”NEO”に変更しました。
・初期設定時のスタート画面に「カメラ」「Continuum」のアプリをプリセットしました。
・4極ヘッドセットジャック(CTIA)使用時に音が途切れたり、ノイズが入ったりする問題を修正しました。
・電源に接続していないにもかかわらず、OTGケーブルを接続しただけで充電マークが表示されるバグを修正しました。
・一部の充電器との相性問題、およびApple純正ACアダプターで充電すると再起動する現象を改善しました。
・その他、軽微なバグを修正しました。
ここらへんも割愛。
また、さりげなーく書かれているのですが、今後は月に1度程度の頻度で更新を配信する予定とのこと。発売後の商品も丁寧にブラッシュアップしてくれる姿には好感を抱きます。MADOSMAのマウスコンピューターもそうですが、改善活動を継続してくれるのはユーザーサイドにとってはかなり安心できますね。
正直なところ、スマフォへの初参入となる端末だったとのことで、発売前は色々と心配していたのですが、見事に杞憂で終わりそうでほっとしています。今後にもますます期待していきたいところですね。