6月の月例アップデート。いつもと様子がチョット違う? VAIO Phone BizはCUならず。

 6/14、月例アップデートでW10M向けにも更新が配信されています。前回同様、2つのバージョンが存在しています。

 

1.バージョン1703 - Creators Update端末向け「10.0.15063.414」

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 Creators Update端末向けには「15063.414」が配信されています。例によってバグフィックス、セキュリティアップデートが中心となっており新機能は特になさそうです。「SDカードが認識しなくなる問題」や「NFCが読めなくなる問題」などがどうなったのかは、まだ情報がないのでわかりません。ひとまず「NuAns NEO」で確認したところ、NFCの問題は直ってなさそうな気配ですが……。
※追記:朝おきたら、SDカードの問題も発生していたため、やっぱりまだダメっぽいです

 ちょっと気になるのは、今回の配信の名前でしょうか。普段ならOSビルドバージョン番号が書かれている程度ですが、今回は「2017-06 armベースの Phone デバイス用 Windows 10 1703 更新プログラム」と表記されています。
 先日のCShell(Composable Shell)で再構築されたW10Mビルドのことを考えると、つい深読みしちゃうところですが、さてはて……?

 

2.バージョン1607 - Anniversary Update端末向け「10.0.14393.1358」

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 Anniversary Update向け端末には「14393.1358」が配信されています。これもバグフィックス、セキュリティアップデートがメインと思われ、新機能は特にありません。
 Creators Update配信対象端末でありながら先月は見送られていたVAIO Phone Bizですが、残念ながら今月もCreators Updateは見送りのようです。もしかしたら、SDカードやNFCの件が解決するのを待っているのかもしれませんね?

Windows 10 Mobile は CShell によって生まれ変わる?

 Creators Update後、Mobile向けのInsider PreviewはPC版の「16xxx」番と違って「152xx」になっており、更新内容もバグ修正のみで新機能が一向に追加されておりません。そのため、一部では「MSはWindows 10 Mobileを諦めるつもりだ」といった、不穏な意見を見かけるようになっておりました。
 しかし、もしかしたらそんな不安を払拭してくれるかもしれない展開が、急にやってきました。

 

◆きっかけは、ビルドの誤配信

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 先週の金曜日の朝に、何やら見慣れぬビルドが配信されておりました。上記画像のように複数のビルドが、それも名前に「Xbox」を含んでいるような、いかにも怪しいものが。
 これ自体は、MSの誤配信によるもので、本来は配信予定のなかったビルドとのこと。このビルドは適用しないようにと注意勧告がでていました。万が一適用してしまった場合、再起動を繰り返す状態になるためWDRTを使ってリカバリするしかない、適用はしてなくてもダウンロード完了してしまっているとデバイスをリセットしないといけない、という状態になるため、中々に阿鼻叫喚でした。(私はDL完了までいってしまってました)

 それだけなら、ただの一騒動で終わるだけだったのですが……。

 実は、このとき誤配信されたビルドの中に、適用することで更新が成功してしまうものが紛れていたというのだから驚きです。

 

◆「CShell」で再構成されたされたW10M?

 それは海外でWindows 10 Mobile情報を取り扱っているサイト 「Windows Central」 によって報告されました。英語のサイトですので翻訳サイトにかけながら読むか、あるいはもっと手っ取り早く、下記の動画を見てみてください。英語わからなくても見てるだけで大丈夫です。

 

 

 

 

 はい。

 ええ、もう、「えっナニコレ!?」ってびっくりしました。

 翻訳サイトで翻訳しながら読んだので、間違っているところもあるかもしれませんが……。
 まず、この新しいUIについて Windows Central では「CShell」と呼称しています。これによって、PC、モバイル、XboxやHoloLensに至るまで共通のUIを提供する、というもののようです。
 このビルドは前述の通り、先週金曜日の誤配信ビルドの中に紛れていたものだそうです。表記は「16212_arm」だったとのこと。興味深いのは、このビルドはLumiaデバイスに適用した場合は無限再起動に陥るものの、HP Elite x3ならば正常に起動した、というところでしょうか。
 MS製のLumiaデバイスではダメ、というところ、非常に気になります。今までのInsiderビルドは、Lumiaを中心に調整しているものだと思っていましたので。

 

 

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 動画の中でも確認できるように、このビルドではスタート画面で、タイルの変更メニューが全てコンテキストメニューで表示されています。これはPC版のWindows 10と同じですね。そして、正方形の大きなタイルも設定できるようになっていること、ライブタイルを一時的に停止することが可能になっているのが目につきます。これも、PC版と同じことが可能になっているようです。

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 このビルドではスタート画面の横向き表示が可能になっています。タイルが左右いっぱいまで広がるわけではないようですが、長らく要望されてきた横向き表示なので、これだけでもちょっとした感動を覚えてしまいます。

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 アクションセンターについて、こちらもPC版に大分よせてきたなという感じです。クイックアクションボタンが画面下部に移動しております。これは、片手での操作がしやすくなったというメリットがあるものの、見た目的に違和感が強いですね。

 

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 そして、Continuum。
 去年末に発表されていた、マルチウィンドウ対応が実装されています。ぱっと見では心配していたほど重くはなさそう(多少もっさり感もありますが、許容範囲かな?)です。開ける数も上限は無さそうで、Continuumの実用性がぐんと高まったように感じます。

 これらのUIは、あくまでもPreview版であること、ましては本来は公開する予定のなかったものです。つまり最終決定のデザインではありません。なのでまだ変更になる部分も多々あるかと思います。

 

◆このビルドに何を思う?

 現状で、このビルド(16212)はまだ配信されていません。ましてや配信されるのかどうか未知数です。
 Continuum時のマルチウィンドウに関しては、スペックを要求されるでしょうから、もしかしたらこのビルドは現状、HP Elite x3でしか動かないものなのかもしれません。(Lumiaだと無限再起動になるとのことですし……)

 このビルドによって推察できることは色々あります。Lumiaで動かないビルドがあるということからもMSが今はそれほどLumiaデバイスを優先していないこともわかります。このビルドが現状のWindows 10 Mobileにそのままやってくるのか、それともARM版Windowsとの統合の一環で作っただけのものなのか。
 最終的に提供されるものは、Windows 10 Mobileとはまた別のものとして出てくる可能性も、もちろんあります。考えれば考えるほどにあらゆる可能性と、それを否定する可能性とが相反しながら脳内を駆け巡っているのが正直なところです。

 

 ただ一つ、「MSはまだあきらめていない」ということについては、間違いないものだと、今の私は確信しています。

Creators Update後、SDカードが認識されなくなる現象

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 必ずしも全ての端末で発生するわけではないみたいですが、Creators Update後、起動してしばらくすると突然上の画像のようなメッセージが表示され、SDカードが認識されなくなるという事象が頻発しています。
 再起動すると何事もなく認識されるのですが、その後しばらくするとまた同じことが起こり……。

 

 複数の機種で発生していることを確認しているので、恐らくはOS側になにかしらバグがあるものだと思います。次の月例アップデートで直ってくれればいいのですが、その保証もありませんし、都度再起動するのでは正直、使い物になりませんので困った問題です。

 そんな折、どこで見かけたのか忘れたのですが、「NFCをオフにすると発生しなくなる」という話を聞きました。

 

 設定 > デバイス > NFC と開いていき、一番上にある「タップして共有」をオフにします。これでNFCはオフの状態になります。この状態にして数日様子を見てみましたが、本当に現象が発生しなくなりました!

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 この方法で必ず治るのかは全くもって不明ですが、モノは試しですので、同じ現象でお困りなら一度試してみるといいかもしれません。

 

 尚……この現象と並行して「NFCが読み取れなくなる」という問題もあったのですが、こちらも発生しなくなりました。Kumalicaなどのアプリを使うときだけオンにして、終わったらまたオフにすれば、NFCも問題なく使えています。
 バグの原因は、NFCまわりにありそうな感じですね。早々に修正がきてほしいものです。

Creators Update Release Preview版「15063.332」が公開されています

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 Creators Updateの来月の月例更新分と思われる、Release Previewの更新が配信されています。(数日前からなのですが、気付くのが遅れました)

 先日の記事でも紹介したように、Creators Update非対象の端末でも一部の機種では、Insider Previewの「Release Preview」を有効にすることで、Creators Updateを適用できます。その影響もあって、Release Previewによって一足早く最新版を享受できるようになったわけです。
(Release Previewは、Insider Previewの中でも特に遅い・安全なリングで、正式配布候補にもっとも近いものです。特に問題がなければそのまま正式版になりますが、極稀に、正式版では別ビルド番号になることがあります)

 

 とはいっても、要はただの月例アップデートですので、特に大きな変更は見当たりません。いつも通りバグ修正がメインと思われますので、余裕があるときにあてればいいでしょう。

5月の月例アップデートで、NuAns NEOとMADOSMA Q601はCreators Updateに。

 5/10から、月例更新が配信されております。

 今回の更新では2つのバージョンが存在しています。

 

1.バージョン1703 – Creators Update端末向け「10.0.15063.297」

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 Creators Updateには「10.0.15063.297」が配信されています。といっても、月例更新では基本的にはセキュリティアップデートが中心で、新機能等は特にありません。
 ただ、今回のタイミングで「NuAns NEO」と「MADOSMA Q601」にCreators Updateの配信がはじまりました。思ったよりも早かったですね。しかし何故か「VAIO Phone Biz」はまだのようです……。「SonftBank 503LV」は知り合いに所持している人もいないのでわかりません。

 

 

2.バージョン1607 – Anniversary Update端末向け「10.0.14393.1198」

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 Anniversary Update……要はCreators Update対象外の端末……には、「10.0.14393.1198」が配信されました。前述の通り、VAIO Phone BizはCreators Update対象端末ではあるもののまだ配信開始されていないため、こちらのバージョンが配信されています。
 こちらも基本的にはセキュリティアップデートです。MSが、Creators Update対象外の端末でもセキュリティアップデートは続ける、と言っていた通りですね。なのでCreators Updateが受け取れなかったからといって、すぐに使用不可能になるわけではありませんので、ご安心ください。

 

 

 Anniversary Update向けの更新がいつまで続くのかはわかりませんが、当面は、セキュリティ面については今までと変わらずに使えるのはありがたいところです。出来れば、後からでもアップデートの対象になってくれればいいのですが……。

W10M版 Creators Update の配信開始! ただし機種は順次解放の模様?そしてQ501の今後は。

 ちょっと時間経っちゃいましたが。

 日本時間 5/3 AM2時くらいより、Windows 10 Mobile向けにも「Creators Update」の正式版配布が開始されたようです。正式版のビルド番号は「10.0.15063.251」となっており、事前にRelease Previewで配布されていたものがそのまま正式版になったようです。

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 ただし、手持ちの対象端末(HP Elite x3、VAIO Phone Biz、NuAns NEO)で確認した限りでは、配信されているのはHP Elite x3のみのようです。これは記事を書いてる現在(5/5 14時)でも同じで、また海外でも一部のLumiaにしか配信されていないとのことです。残りの機種向けには何回かにわけての配信になると思われます。

 

 

◆非対象端末でもCreators Updateを受け取るには? ※

 条件が限定されますが、非対象端末でもCreators Updateを受け取る方法があります。(フィードバックHubで公開されている方法です)

 条件……もともとInsider Preview対象端末であること(※恐らく

 非対象端末でこの条件を満たすのは「MADOSMA Q501」だけです。それ以外の端末では失敗します。手持ちのドスパラフォン「DG-W10M」で試してみましたが、見事に失敗してしまいました。ただ、この条件はアナウンスがあったわけではないため、推測になります。

 また、当ブログに頂いたコメントによれば、MADOSMA Q501も今後対象端末に追加される予定 とのことなので、無理してこの方法をすることはないと思います。
(詳細はリンク先のブログをご確認ください …… ばぎーのブログ 様「Windows 10 Mobile Creators Update対応機種リストは一部!? ~Creators Updateデモin秋葉原~ 」)

 なので、この方法はどうしても今スグ!Q501でCreators Updateを受け取る必要があるんです!!という方ぐらいに留めておいたほうがいいでしょう。
 ただし注意事項として、この方法で当てるとInsider Preview適用端末状態となるため、ファームウェアアップデート等の通常更新は受け取れなくなります。それらを受けとるには、「Windows Device Recovery Tool」を使って完全初期化する必要がありますので、ご注意ください。
 また、あくまでも自己責任のうえで実施してください。

 

 

 さて、前置きが長くなりましたが、具体的な手順は以下の通りとなります。

1.まずは最新版への更新を済ませる

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 この手順は必須ではありませんが、ちゃんと最新のファームウェアアップデートがあたっているかなどの確認も兼ねて、一度更新を全て適用しておくことをオススメします。

 

2.Insider Previewを有効化する

 ここから先は後戻りできなくなりますので、バックアップ等、本当に気を付けてください。
 設定 > 更新とセキュリティ > Windows Insider Program のメニューを開きます。
 開いたところに「開始する」のボタンがあるので、これを押します。

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 尚、Insider Programに参加していない場合は、先にWindows Insider Programホームページから参加しておく必要があります。(参加手順は割愛)

 

 「開始する」を押すと警告が表示されますので、同意する場合のみ「次へ」「確認」を押してください。

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 そのあとで再起動を求められるので、ここで一度再起動を行います。

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3.まずは「ファースト」設定で更新を受け取る

 再起動が完了したら、再び Windows Insider Program設定ページを開きます。
 Insider Programに参加した直後は、レベルが「リリース プレビュー」になっていますが、このままではCreators Updateは降ってきません。レベルを「ファースト」に変更してください。

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 変更後、少し時間を置いてから(1分程度で十分です)、 設定 > 更新とセキュリティ > システムの更新 を開き、更新プログラムの確認をします。すると、まずは「10.0.15063.2」が降ってきますので、これを適用します。

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4.次は「リリース プレビュー」設定で更新を受け取る

 「10.0.15063.2」の適用が完了したら、再び、Windows Insider Programページを開きます。先ほど設定した「ファースト」のままになっていますが、今度はこれを「リリース プレビュー」に戻します。(ファーストのままにしていると、次は「10.0.15063.138」が降ってきますが、それを受け取る必要はありません)

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 変更後、少し時間を置いてから(1分程度で十分です)、 設定 > 更新とセキュリティ > システムの更新 を開き、更新プログラムの確認をします。すると、今度は「Localization for Japanese」という更新が降ってきますので、これを適用します。

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5.適用完了後、バージョンを確認する

 「Localization for Japanese」の適用が完了したら、システム情報ページでOSビルドバージョンを確認してください。ここが「15063.251」になっていれば、作業完了です。以後も、Insiderレベルを「リリース プレビュー」のままにしておくことで今後もアップデートを受け取れるはずです。

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 このときもし、OSビルド番号が「15063.138」になっている場合は、4の手順をもう一度実行してください。

 

 以上の手順で完了となります。
 ただ、先のも述べた通りQ501も対象端末に追加される可能性が出てきていますので、無理してこの手順を踏む必要はありません。Q501はかなり思い入れのある端末ですので、続報に期待したいところです。

 

 ちなみに、実験に使われたドスパラフォン「DG-W10M」は、Windows Device Recovery Toolで復元することが出来ないため、詰みました。もう通常のセキュリティアップデートも受け取れるのかどうかもわかりません。ウカツ!!

Windows 10 Mobile Insider Preview 15210.0 公開開始

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 日本時間で 5/5 AM2時より、Insider Previewの最新版である「15210.0」の公開が、Fast Ring向けに開始されました。

 ……とはいっても、今回かなり小規模な不具合修正のみにとどまっており、大きな変更は行われていません。更新内容は公式ブログで確認できます。

 

Changes, improvements, and fixes for Mobile
・We fixed an issue with the Glance screen where the time was not updating.
・We fixed the token issue so when your device syncs to the service, text messages should show back up.

Known issues for Mobile
・The copyright date is incorrect under Settings > System > About. It shows as 2016 when it should be 2017. Thanks to the Windows Insiders that reported this!
・In some cases, the WeChat app may crash on launch.

公式ブログより引用

 思わずMobile部分を全文引用してしまう程度に修正点は小さいです。Lumiaシリーズに搭載されているGlance Screenの修正と、テキストメッセージのバックアップからの復元に関する修正のみのようです。
 一方でPCのほうは多岐にわたって手が入っているようです。Mobile版はブランチがわかれており、PC版とは違うビルド番号を歩んでいます。今後大きい変更が入るタイミングで同じビルド番号になると思われますが、それまでしばらくの間は、退屈なInsider Previewが続きそうですね。

Windows 10 Mobile Creators Update(1703)では何が変わるのか(個人的ざっくりまとめ)

※ネタバレ
 (あんまり大きな変更は)ないです

 

 現在、Creators Updateとされるビルド「15063.251」が、Insider Previewの「Release Preview」リング向けに配信開始されております。このまま問題が無ければ、このバージョンが正式版となって、各端末への正式な配布が始まるものと思われます。
 予定より遅れてはいますが、Mobile側もなんとかCreators Updateを迎えられそうです。

 さて、前回の「Anniversary Update」では変更点が多く、それらを把握するために自分自身でまとめ記事を作りました。今回の「Creators Update」では逆に、Mobile向けの変更点は少な目で、何が変わったんだっけ?と混乱しないように、今回もまとめ記事を作ることにしました。
 あくまでもざっくりとしたものであることと、個別アプリ向けの変更内容については既に配信済みのものもあったりしてややこしかったので、間違いや漏れ等に関してはご容赦ください。

 

◆ビルド番号遷移

 Creators Update向けとされるビルド番号は、以下のように遷移しました。尚、対象はFast Ring向けに配信されたものだけです。(配信日(基本的に日本時間)、リンクが貼ってあるものは当ブログの該当記事)

ビルド番号 配信日 備考
14905.1000 16/08/18  
14915.1000 16/09/01  
14926.1000 16/09/15  
14936.1000 16/09/29  
14946.1000 16/10/14  
14951.1000 16/10/20 配信されない不具合発生
14955.1000 16/10/26  
14959.1000 16/11/04  
14965.1000 16/11/10 2016/11版 Bug Bash開始
14977.1000 16/12/02  
15007.1000 17/01/13  
15014.1000 17/01/20  
15025.1001 17/02/03 2017/02版 Bug Bash開始
15031.0 17/02/10  
15043.0 17/02/25  
15047.0 17/03/03  
15051.0 17/03/08  
15055.0 17/03/11  
15063.0 17/03/20  

 計19回の更新がありました。1月あたり大体2回か3回の更新があったようですね。
 あ、15047・15051・15063にリンクが無いのは、単に、当ブログで記事を書いてないだけです。

 

◆主な変更内容(システム系)

※基本的に、新機能や改善された機能を中心に記載しております。不具合修正等は記載していません。

・OneDrive等から直接ダウンロードしたファイルでも、着信音の一覧に並ぶようになりました
・Wi-fi設定画面がPC版と統合され、新しいUIになりました
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・Bluetooth設定ページとデバイス接続ページが統合されました
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・設定画面のTOP直下に、「アプリ」のメニューが追加されました
・Continuum時、電話本体側がタイムアウトしてもContinuumが継続できるようになりました
・Continuum時、電話本体側とモニター側とでタイムアウトの設定を別々に出来るようになりました
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・ユーザー辞書から不要な単語変換履歴を消せるようになりました(※ただし日本語には対応しておりません
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・EdgeでEPUBファイルが開けるようになしました
・EdgeでEPUBファイルの読み上げに対応しました
・ストアで電子書籍の配信が開始されました(※ただし日本は対応しておりません
・システム更新を35日遅らせる機能が追加されました(これはEnterprise版限定の機能です)
・アプリのリセット機能が実装されました(※ただし一部アプリではリセットできないものもあります)
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・標準アプリでの、通知欄に表示されるアイコンボタンを右側に統一しました
・共有のアイコンが変更されました
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◆主な変更内容(アプリ系)

・ストアのUIが一部変更されました(ダウンロード画面等)
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・「Windows View 3D Preview」アプリが標準搭載されるようになりました
・フィードバックHubのUIが刷新され、「ダークテーマの設定追加」「投稿者名の表示」「コレクション機能の追加」「マイフィードバックの追加」などが行われました(※リリース済)
・カメラアプリのUI変更、及びズームインズームアウト時にスライドバーが表示されるようになりました(※リリース済)
・メールアプリが改善され、宛先検索ボタンの追加と自動サジェスト、通知欄からのクイックアクション等に対応しました(※リリース済)

 

◆配信対象端末

 今回のCreators Updateは、配信対象の端末が以下のものに制限されています。

HP Elite x3
・Microsoft Lumia 550
・Microsoft Lumia 640/640XL
・Microsoft Lumia 650
・Microsoft Lumia 950/950 XL
・Alcatel IDOL 4S
・Alcatel OneTouch Fierce XL
SoftBank 503LV
VAIO Phone Biz
MouseComputer MADOSMA Q601
Trinity NuAns NEO
※太字は日本国内で発売されている端末

 

 

 

◆Continuum時のマルチウィンドウ対応については未実装のまま。Redstone 3に持ち越しか?

 ということで。
 上記のように、見た目上の変更はあまりなく、新機能も少ないです。
 ですが、「Continuum時のタイムアウト設定」のように、使い勝手が向上するアップデートも含まれているため、有用なアップデートではあります。

 さて、そのContinuumといえば、昨年9月に行われたイベントにて、「マルチウィンドウ化対応」を行うといった旨の発表をしました。実際にデモも行われており、その内容はYoutubeにて確認することが出来ます

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 この機能はRedstone 2、つまり「Creators Update」で実装されると言われていましたが、残念ながら実装されませんでした。Redstone 3に持ち越されたのか、あるいは中止になったか……。個人的には望ましい機能なので、中止になっていないことを祈っております。(ARM on Windowsのこともあって、正直不安ではありますが)

 

 

 以上、ざっくりとしたまとめでした。
 正式版配信開始はもう間もなくと思われます。残念ながら対象端末に制限はありますが、対象端末をお使いの方は、折角ですから今のうちにバックアップ等を取得しておくことをおススメします。

Windows 10 Mobile Insider Preview 15208.0が公開中。PC版とのビルド番号に差はあれど……?

 日本時間で4/29 AN2時頃より、Insider Preview最新版である「15208.0」が公開されました。更新内容は、いつも通り公式ブログで確認可能です。

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 更新再開する、と言ってから結局放置状態が続き、その間に「15205.0」「15207.0」が公開されておりました。が、幸いにも(?)さほど大きな変更は行われていないので、今回の記事でまとめちゃいます。

 

15025.0

 ・Alcatel IDOL 4Sの一部のビルドに「15204」が届かない問題を修正(※日本には関係ないですね)
 ・「Upgrade Advisor」アプリでアップグレード対象外扱いされてしまう問題を修正
 ・HP Elite x3でContinuum中に、フリップケースを閉じると動作停止してしまう問題を修正
 ・Lumia950等で、Continuumのレンダリングが崩れたりする問題を修正
 ・EdgeでJITプロセスを中断した後に動作不良になる問題の修正
 ・Continuum中、画面が正常にタイムアウトしたあと、ドックから外すとデバイスの画面が黒くなったままになる問題の修正
 ・バックアップとリストアに関する問題を修正
 ・Edgeの信頼性に関する問題の修正

 

15207.0

 ・初期セットアップ後にプライバシーに関するページを追加し、デバイスに関するセットアップ体験を改善していたが、Insider版でロック解除のパスワードが設定されていないときに、アップグレード後に初めてロック解除したときにデバイスがクラッシュする問題を修正
 ※15207は、15205とほぼ同等で、差分は上記問題の修正のみとのこと

 

 何やら15207の修正内容がわかり辛いですが、はっきりと覚えてませんがどこかのビルド以降から、デバイスの初期セットアップで下記のような画面が追加されていました。で、これを追加した影響なのか定かではないですが、パスワードを設定していない端末のときに最初のロック解除時に、デバイスがクラッシュすることがあった、とのこと。それの修正のようです。

wp_ss_20170425_0002 (15207.0で取得したSS)

 

wp_ss_20170430_0001 1 (15063.251 Release Previewで取得したSS)

 

 

 そして今回の15208.0での更新内容ですが。

 

15208.0

 ・Bluetooth設定ページでの「Bluetooth またはその他のデバイスを追加する」のページが開けなかった問題の修正
 ・あるネットワークから別のネットワークへ切り替えた直後にシャットダウンしようとすると、デッドロックによって予期せぬ余分な20秒くらいのプロセスが追加され、時間がかかってしまっていた問題を修正

 とのこと。
 いずれも不具合修正がメインで、次期大型アップデート「Redstone 3」に向けての新機能追加は、まだのようですね。
 また、既知の不具合としては「一部のデバイスで、バックアップとリカバリの過程に関連して、メッセージが失われることがある」「システムの詳細画面に記載されているCopyright表記が2017年になっていない」「チャットアプリのWeChatがクラッシュする」「一部デバイスでランダムにシャットダウンすることがある」など。

 

◆PC版とのビルド番号に差があるけれども?

 一方で、PC版は今回の同時リリースで「16184」まで進んでいます。そして、一部で新機能の追加がはじまっているようです。一部界隈では、Redstone 3はMobileには来ないんじゃないか、とまでささやかれておりましたが、これは「15204」のリリース時の公式ブログで言及されております。
 ざっくり要約すると「PC、タブレット、電話、IoT、HoloLenz、XboxなどでOneCoreとして収束させるための作業が増えたことによるもの」と説明されています。Mobile版はCreators Updateの正式配信もまだのようですので、PC版より遅れているのは仕方ないことでしょう。なので、個人的には悲観材料としては捉えておりません

 Redstone 3では、本来はCreators Updateで実装されるはずだった、Continuum時のマルチウィンドウ化対応が今度こそやってくるはずです。(多分。きっと。おそらく)
 Creators UpdateではMobile側はあまり新機能が無いのが実情ですが、Redstone 3に向けては上記マルチウィンドウ化と、そして未だ謎のヴェールに包まれている「ARM版 Windows 10」とも関連して何かしらの新要素があるかもしれません。そこに期待も不安も入り混じっているのが本音ではありますが、今後も積極的にInsider Programへの参加は続けていきたいところです。

Creators Updateの配信端末は限定されるようです

 お久しぶりです、OD-10Zです。
 ようやく更新を再開できました。(長らく放置状態で失礼いたしました……)

 更新ストップしてる間にInsider Previewの更新などもあったり、PC版には正式なCreator Updateが配信開始されたりしました。一方で、Mobile版の配信開始はPC版より遅く、4/25から開始されると言われています。

 

 さて、そんなCreators Updateですが、一部で配信される端末が限られるのではないかと噂されていたのですが、実際に配信される端末は以下のものに限られるようです。

HP Elite x3
・Microsoft Lumia 550
・Microsoft Lumia 640/640XL
・Microsoft Lumia 650
・Microsoft Lumia 950/950 XL
・Alcatel IDOL 4S
・Alcatel OneTouch Fierce XL
SoftBank 503LV
VAIO Phone Biz
MouseComputer MADOSMA Q601
Trinity NuAns NEO
※太字は日本国内で発売されている端末

 リストはMSのInsider Preview公式ブログで発表されました。この発表によれば、Creators Updateだけでなく今後のInsider Previewについても上記端末だけが配信対象となるようです。

 

・リストにない端末は今後どうすればいいのか?

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 4年ぶりに日本で発売されることになったWindows Phoneとして、多くのユーザーに今も愛されている「MADOSMA Q501」も、Creators Updateを受け取れないとのことで、個人的には結構悲しいところです。とはいえ、発売されてからもうすぐ2年になりますので、仕方ない面もあります。

 ただ、自己責任かつ非サポートということを承知のうえでならば、一応、Insider Previewを有効にすることでCreators Update相当の状態に保つことは出来るようです。(これは公式ブログにも言及があります)
 実際にどういう設定にすればいいのかについては、配信開始されてから手元の端末で試してみたいと思います。(Fast Ringではダメでしょうから、恐らくRelease Previewになると予想しています)
 アップデート打ち切りになる対象端末もたんまり持っていますので、試すにはもってこいです。

 ただし自己責任で、ということになりますので誰しもにオススメできるわけではありません。また、対象になっていない端末ではスペック的にも厳しい面があり、Creators Updateを適用しても快適には使用できないかもしれませんので、あまり過度な期待はしないほうがいいということは念頭に置いておいてください。

 

・Insider Previewは、Creators Updateを終えてさらに先のフェーズ「Redstone 3」へ

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 一方で、Insider Previewは最新のビルドとして「15204.0」の配信が開始されました。このビルド番号はCreators Updateとされるビルド番号の150xxよりも先の番号です。これが直接、次期大型アップデートのコードネーム「Redstone 3」とされるものなのかどうかは定かではありませんが、少なくとも、Creators Updateリリース後を見越したビルドであることは間違いありません。

 端末切りが発生して悲しい面もありますが、それは決してMSが歩みを止めたことと直接イコールになるわけではありません。今回のビルドでは特に新しい機能は見当たりませんが、今後もまた新機能等が実装されていくことになると思いますので、これからのInsider Previewに期待しましょう。