前回は外観を中心に見ていきましたが、今回からは内部側の話です。
前回の記事ラストでも軽く触れましたが、プリインストールされているOSバージョンは「10586.494」ですので、まずはアップデートをかけましょう。また、HPのファームウェアアップデートもありますので、こちらも適用しましょう。(これも繰り返しになりますが、このアップデートを適用しないと指紋認証は使えません)
左:更新前
OSバージョン 10.0.10586.494
ファームウェアバージョン 0001.0000.0006.0243
右:更新後
OSバージョン 10.0.14393.321
ファームウェアバージョン 0002.0000.0007.0088
◆指紋認証を試す
まあ、やはり一番気になるのは、これですよね。指紋認証。
Window 10からの生体認証「Windows Hello」ですが、Mobile端末ではLumia 950などの一部機種が「虹彩認証」に対応していました。このWindows Helloは指紋認証にも対応しているのですが、Mobileとしては本機が初搭載となります。初搭載となります。
まずは指紋を登録しましょう。設定は、OSの設定画面を開いて、 アカウント > サインインオプション を開きます。するとそこに、指紋認証のセットアップボタンがあるので、これを押して設定します。
指紋認証の設定はこんな感じです。
センサーにタッチ、が表示されたら、端末背面の指紋リーダー部分に登録したい指先を当てます。
すると、こんな感じで指紋マークが表示され、一度指を離してもう一度さわるように求めてきます。これを繰り返していき、精度を高めているいるわけですね。また、途中で今度は別角度で触れるようにもいわれるので、指の当てる角度を変えて触れます。
完了後、別の指をさらに追加することも出来ます。手順は一緒です。
尚、このとき同じ指を登録しようとすると、怒られます。
さて、登録できたら早速試してみましょう。
電源ボタンを押して画面を消したら、画面は消灯させたまま、背面の指紋リーダーに指をあてましょう。認識されると端末が少し振動し、自動的にロック解除されてスタート画面が表示されます。認識は素早く行われ、画面解除も一瞬です。↓のSSが解除される瞬間に表示されるのですが、このSS撮るのにも少し苦労しました。
左の画面は画面消灯したまま指紋認証で認証されたときのもの。右側は、ロック画面が表示されているときに指紋認証で認証されたときのもの。
また、指紋認証はロック画面の解除だけではなく、ストアなどでアカウント認証を求められる場所で使用可能です。
実際に使用してみた感想としては、かなり便利でいいですね。
今まで別の人が使っているのを見たことはあっても、WP/W10Mでは対応機が無く、試せずにいました。自分で使うのは今回が初めてでしたが、これは一度慣れてしまうと離れられなくなってしまいますね。次の買い替え時などに、条件として「指紋認証リーダー付き」という条件を付けてしまいそうです。
難点があるとしたら、端末の大きさも相まって、やや指が届きにくいところでしょうか。これは私が片手持ちしているときに下部のほうを持っているから、というところに起因しています。両手持ちとかならそんなに苦ではないと思います。あと、間違えて上のカメラのところを触っていることも何度かありました。
◆緊急地震速報には対応しているのか?
A.しています。
これは朗報です。HP Elite x3はグローバルモデルですので、対応してないんじゃないかと決めつけて特に期待してなかったのですが、まさかの対応でした。やったぜ。
(OSの設定から、 システム > メッセージング > (使用してるSIM) > 緊急警報の設定の変更 から確認できます。既定ではオンになってます)
次回に続きます。多分、次で最後。